自宅のインターネット回線のおすすめは？選べる回線の種類も解説！

「自分に合った自宅のインターネット回線を知りたい」

「自宅のインターネット回線でおすすめは何か？」

「自宅のインターネット回線にはどのような種類があるのか知りたい」

このような悩みをお持ちではありませんでしょうか。

本記事を読むことで、自宅のインターネット回線を導入検討する上で必要な基本的な知識を習得することができます。

これにより、ご自身にとって最適な自宅インターネット回線を選択することができるようになります。

結論としては、自宅でインターネットするには光コラボがおすすめです。

本記事では、自宅のインターネット回線の種類や特徴、自宅インターネット回線の選び方、光コラボがおすすめな理由などについて紹介します。

幅広い方々の自宅のインターネット回線を選択する手助けになれば幸いです。

自宅のインターネット接続に必要なものは？

自宅でインターネットをするうえで必要なものとは何でしょう？

自宅でインターネットをするうえで必要なものは、『回線事業者』、『プロバイダ』、『回線終端装置』、『端末』の4つになります。

基本的なことですが知っておいたほうが自宅のインターネットを選ぶ際の知識にもなり良いです。

特に『回線事業者』と『プロバイダ』は、自宅でインターネットを利用するために契約が必要となるため、重要な要素となります。

次に、インターネット接続に必要なものについてそれぞれ説明します。

回線事業者

回線事業者は、ユーザの自宅からアクセス回線（光回線など）を通じて最初に接続する事業者のことです。

そして回線事業者は、回線（光回線、ケーブルテレビ回線、4G無線回線、など）を提供する会社です。

自宅でインターネット接続のサービスを利用する場合、必ず回線事業者（もしくは代理の会社）と契約する必要があります。

回線事業者は自宅からのアクセス回線を提供してくれる会社で、インターネット接続するうえで必要不可欠な存在です。

プロバイダ

プロバイダは、ISP（インターネット・サービス・プロバイダー）の略で、インターネットに接続するために必要な接続事業者です。

回線があるだけではインターネットには接続できず、プロバイダを経由することでインターネットに接続することができます。

よって、インターネットに接続するためには回線だけでなく、プロバイダとも契約する必要があります。

プロバイダは、自宅からの回線経由で、インターネットに接続することを実現してくれる会社で、インターネット接続する上で必要不可欠な存在です。

回線終端装置（ONU、モデムなど）

回線終端装置（ONU、モデムなど）は、自宅に設置し、アクセス回線を終端する装置です。

そして回線終端装置は、異なるネットワーク（アクセス回線と自宅ネットワーク）を相互接続する機能を持っており、それにより自宅からインターネットに接続することが可能となっています。

回線終端装置がないと、自宅からアクセス回線に接続することができずインターネット接続できなくなります。

なお、回線終端装置は回線事業者からレンタルして使用するのが一般的です。

回線終端装置（ONU、モデムなど）は、インターネット接続する上で必要不可欠な存在です。

ONU（光回線終端装置）とは？光回線サービスでの役割を解説！

光回線サービスを利用する上で必要となるONU（光回線終端装置）に関して、ONUの役割、ONUが必要な理由、ONUの種類、入手方法などについて解説します。

端末（スマホ、PCなど）

端末（スマホ、PCなど）は、実際にインターネット接続してやりたいこと（メール、Web閲覧、動画視聴など）を実施するのに必要な機器です。

具体的な端末としては、

• スマートフォン
• 携帯電話
• PC（パソコン）
• ゲーム機
• タブレット
• スマートスピーカー

などがあります。

今後、自宅内の機器のネットワーク化はますます進化して見込みのため、対象の端末もますます増えていくでしょう。

自宅でインターネット接続する際に選べる回線の種類

自宅でインターネットをするうえで必要なものの1つである『回線事業者』が提供するインターネット回線には4種類あります。

回線の種類は、『光回線』、『モバイル回線』、『CATV回線』、『ADSL』の4種類です。

さらに細分化すると『光回線』には4種類、『モバイル回線』には2種類あります。

光回線	フレッツ光
	光コラボ（光コラボレーション）
	独自の光回線（ダークファイバー）
	電力系の光回線
モバイル回線	ホームルーター
	モバイルルーター
CATV回線（ケーブルテレビ回線）
ADSL

各インターネット回線について、それぞれ紹介します。

光回線

光回線は、光ファイバーケーブルの回線を利用したインターネット回線です。

現在、光回線は自宅の固定インターネット回線では主流となっています。

光回線の特徴としては、

• 高速で安定したインターネット通信が可能
• 自宅まで光回線を引き込む工事が必要

という点です。

光回線には提供している事業者に分類すると、『フレッツ光』、『光コラボ』、『独自の光回線（ダークファイバー）』、『電力系の光回線』の4つの種類があります。

光回線	フレッツ光
	光コラボ（光コラボレーション）
	独自の光回線（ダークファイバー）
	電力系の光回線

光回線の種類について、それぞれ説明します。

フレッツ光

フレッツ光は、NTT東日本/NTT西日本が提供している光回線サービスです。

フレッツ光は回線のみが提供されます。

つまり、プロバイダサービスは含まていないため、インターネット接続するには別途プロバイダとの契約が必要になります。

また、サービス提供エリアは、日本全国で利用可能です。

光コラボ（光コラボレーション）

光コラボ（光コラボレーション）は、光コラボ事業者が「光回線（フレッツ光の回線を代理で提供）」と「プロバイダサービス」をセットで提供しているサービスです。

サービス提供エリアは、日本全国で利用可能です。

光コラボの月額基本料金は、『フレッツ光』と比較するとプロバイダ利用料も含めると実質的に安くなっており、「光回線」と「プロバイダサービス」をセットで提供することで低料金化を実現しています。

また、ユーザ視点からは「光回線」と「プロバイダ」の契約をまとめることができ、料金の支払いも一本化することができます。

光コラボ事業者は、NTT東日本/NTT西日本から光回線（フレッツ光）を借り受けて光回線を提供しているため、「光回線」と「プロバイダサービス」をセットで提供しています。

独自の光回線（ダークファイバー）

独自の光回線（ダークファイバー）は、具体的には「NURO光」や「auひかり」に該当し、「光回線（ダークファイバー）」と「プロバイダサービス」をセットで提供しているサービスです。

サービス提供エリアは、日本全国ではなく、限定的なエリアになっています。

自宅と電柱の間をつなぐ回線にNTT東日本/NTT西日本で使用していない余剰の光ファイバー（ダークファイバー）を使用するため、現状利用者が比較的少なくピークトラヒック時に回線が混雑して通信速度が遅くなるといったことが少なく安定して利用できるのが特徴です。

電力系の光回線

電力系の光回線は、地域電力会社の関連会社が提供する光回線サービスで、「光回線（電力系の光回線）」と「プロバイダサービス」をセットで提供しています。

サービス提供エリアは、日本全国ではなく、地域ごとの電力会社が提供しているエリアになります。

電力系の光回線サービスは、自社回線とプロバイダの一体型でサービス提供しており、インターネットだけでなく、電気/電話/テレビといった各種サービスとのセット割なども多く、活用次第で安い料金で利用することができます。

モバイル回線

モバイル回線は、自宅から5GやLTEといった無線のモバイル回線を通して、高速なインターネット通信が可能なサービスです。

モバイル回線の主な特徴としては、

• スマホと同等レベルのインターネット通信が可能
• 工事不要で、すぐにサービスを開始することが可能

という点です。

モバイル回線には使用する機器によって、『ホームルーター』、『モバイルルーター』の2つの種類があります。

モバイル回線	ホームルーター
	モバイルルーター

モバイル回線の種類について、それぞれ説明します。

ホームルーター

ホームルーターは、機器（ホームルーター）を自宅に配置してコンセントに挿すだけで、自宅から5GやLTEといった無線のモバイル回線を通して、高速なインターネット通信が可能なサービスです。

サービス提供エリアは、日本全国で5G/LTEの電波が届く範囲内で可能です。

ホームルーターは、自宅以外に持ち運ぶことはしないで、自宅内に機器（ホームルーター）を決まった位置に配置します。

そして、機器（ホームルーター）に端末（スマホやPCなど）をWi-Fiや有線LANケーブルで接続してインターネットにつなぎます。

また、通信容量は無制限で利用できますが、通信速度は条件により速度制限がされる場合があります。

モバイルルーター

モバイルルーターは、機器（モバイルルーター）を自宅だけでなく外に持ち出し使用可能で、5GやLTEといった無線のモバイル回線を通して、高速なインターネット通信が可能なサービスです。

サービス提供エリアは、日本全国で5G/LTEの電波が届く範囲内で可能です。

モバイルルーターは、自宅で使用できますが、自宅以外の外出先に持ち出して使用することもできます。

機器（モバイルルーター）に端末（スマホやPCなど）をWi-Fiで接続してインターネットにつなぎます。

また、通信容量は上限があるものが多く、通信速度は条件により速度制限がされる場合があります。

CATV（ケーブルテレビ）回線

CATV（ケーブルテレビ）回線は、ケーブルテレビのテレビ放送で利用される回線（同軸ケーブル）を利用してインターネット通信が可能なサービスです。

CATV回線の主な特徴としては、

• ケーブルテレビ視聴のための回線敷設の工事が必要
• 光回線やモバイル回線のエリア外でも利用可能な場合がある
• テレビ視聴のためのアンテナ設置が不要

という点です。

ADSL

ADSLは、電話回線（メタルケーブル）を使用してインターネット通信が可能なサービスです。

ただ本サービスは、既にサービス提供は終了しています。

代表的なインターネット回線の比較と特徴

代表的なインターネット回線サービスを比較し、さらにその中で自宅のインターネット回線として主に選択肢になりうるサービスについて深堀して紹介します。

代表的なインターネット回線の比較

代表的なインターネット回線サービスを比較してみます。

自宅インターネットで重要となる料金、回線速度、通信制限、利用エリア、乗り換えやすさを評価軸にしています。

回線サービス	月額料金	回線速度	通信制限	利用エリア	乗り換えやすさ
フレッツ光	△ (高い)	〇	〇 制限なし	〇	△ 要工事
光コラボ	〇	〇	〇 制限なし	〇	△ 要工事
独自の光回線	〇	◎	〇 制限なし	△ 一部地域のみ	△ 要工事
電力系の光回線	〇	〇	〇 制限なし	△ 一部地域のみ	△ 要工事
ホームルータ	〇	△	△ 一部制限	〇	〇
モバイルルータ	〇	△	× 制限あり	◎ 外出先でも可能	〇
CATV回線	〇	△	〇 制限なし	〇	△ 要工事

これらより各インターネット回線サービスの個人的なおすすめ具合は以下の通りです。

回線サービス	おすすめ度	おすすめ度の評価理由
フレッツ光	×	月額料金が他より高め
光コラボ	〇	工事は必要だがバランスがよい
独自の光回線	△	利用できる人が限られる
電力系の光回線	△	利用できる人が限られる
ホームルータ	〇	工事不要ですぐ利用できる点がよい
モバイルルータ	〇	工事不要ですぐ利用できる点がよい
CATV回線	△	回線速度が速くない

『光回線（光コラボ）』、『モバイル回線（ホームルーター）』、『モバイル回線（モバイルルーター）』が自宅のインターネット回線として主な選択肢になりうるサービスだと考えています。

代表的なインターネット回線の詳細

『光回線（光コラボ）』、『モバイル回線（ホームルーター）』、『モバイル回線（モバイルルーター）』について少し深堀します。

月額料金

月額料金は、『光回線（光コラボ）』、『モバイル回線（ホームルーター）』、『モバイル回線（モバイルルーター）』のどれも4～5千円程度で大きな差はありません。

回線速度

回線速度は、『光回線（光コラボ）』が安定して高速です。

回線	Ping	下り	上り
光回線	17.2ms	379.5Mbps	407.5Mbps
ホームルーター	45.9ms	172.2Mbps	23.9Mbps
モバイルルーター	47.9ms	87.4Mbps	18.2Mbps

通信制限

通信制限は、『光回線（光コラボ）』にはありません。

一方、『モバイル回線（ホームルーター）』と『モバイル回線（モバイルルーター）』は一定期間使いすぎると通信が制限される場合があります。

利用エリア

利用エリアは、『光回線（光コラボ）』、『モバイル回線（ホームルーター）』、『モバイル回線（モバイルルーター）』のどれも日本全国で利用できます。

さらに『モバイル回線（モバイルルーター）』は、自宅だけでなく外出先で使用することも可能です。

もし外出先でどうしても使用したい場合、『モバイル回線（モバイルルーター）』でなくても、スマホのテザリング機能で代替することも可能です。

乗り換えやすさ

乗り換えやすさは、『モバイル回線（ホームルーター）』、『モバイル回線（モバイルルーター）』が工事不要で導入でき簡単です。

『光回線（光コラボ）』は工事が必要で費用も掛かりますが、キャンペーンが豊富にあるため工事費を無料にすることも可能です。

代表的なインターネット回線のおすすめな人

『光回線（光コラボ）』、『モバイル回線（ホームルーター）』、『モバイル回線（モバイルルーター）』はどのような人におすすめなのかを紹介します。

『光回線（光コラボ）』がおすすめな人

『モバイル回線（ホームルーター）』がおすすめな人

『モバイル回線（モバイルルーター）』がおすすめな人

自宅のインターネット回線の選び方

自宅のインターネット回線は、基本的には月額料金、回線速度、回線の安定性、工事有無などで選びます。

そして、各社で実施している キャンペーン、工事費用、契約期間（違約金） についても事前に確認したうえで契約するインターネット回線を決めるのが良いです。

これらをすべて考慮すると、自宅のインターネット回線は『光回線（光コラボ）』を選ぶのがおすすめです。

ただし、近い将来引っ越しを予定している人は、違約金や撤去工事費などが発生しない『モバイル回線（ホームルーター）』や『モバイル回線（モバイルルーター）』を選ぶのもありです。

迷ったら光コラボが良い

自宅のインターネット回線に迷ったら『光回線（光コラボ）』にすることをおすすめします。

月額料金が安く、回線速度も安定しており、自宅でインターネットを気兼ねなく使うことができるからです。

もし光コラボの提供エリア外であれば他のインターネット回線を選ぶ必要があるかもしれませんが、提供エリア内であるならば『光回線（光コラボ）』で良いと思います。

おすすめの光回線（光コラボ）

光回線（光コラボ）には多くの事業者が存在していますが、どの光コラボにするべきか迷っていませんでしょうか？

光コラボ事業者の選び方は、基本的には今使用しているスマホのキャリアを元に光コラボ事業者を選ぶのが良いです。

今利用しているスマホのキャリアからおすすめの光回線サービスを以下にまとめていますので、参考にしてください。

今利用しているスマホキャリア	おすすめの光回線サービス	セット割の月額値引き額	公式サイトへのリンク
NTTドコモ	ドコモ光	最大1,100円値引き
ソフトバンク	ソフトバンク光	最大1,100円値引き
UQモバイル	ビッグローブ光	最大1,100円値引き
ワイモバイル	ソフトバンク光	最大1,188円値引き
ビッグローブモバイル	ビッグローブ光	220円値引き
DTI SIM	DTI光	165円値引き
IIJmio（もしくはBIC SIM）	IIJmioひかり	660円値引き
上記以外のキャリア（格安SIM含む）	GMOとくとくBB光	-

光回線とのセット割がないスマホキャリアをお使いの方

光回線サービスとのセット割がない格安SIMをお使いの方は、どの光回線サービスを選べばよいのでしょうか？

ずはり、GMOとくとく光がおすすめです。

GMOとくとく光は、月額料金はシンプルで安く、セット割がなくてもそもそもの価格設定が他社より安く設定されています。

GMOとくとく光は、通信速度も高速に行うことが可能で、顧客満足度も悪くありません。

よって、光回線サービスとセット割がない格安SIMをお使いの方には、GMOとくとく光がよいでしょう。

また格安SIMだけでなく、ahamo、povo、LINEMOといった光回線サービスとセット割がないスマホキャリアを使用されている方にも、GMOとくとく光がおすすめできます。

お得なキャンペーンも都度実施しており、キャンペーンをうまく活用すればさらにお得感が得られます。

おすすめのモバイル回線（ホームルーター、モバイルルーター）

近い将来引っ越しをする予定でわざわざ工事をしたくないなどの理由で『光回線（光コラボ）』ではなく、『モバイル回線（ホームルータ）』や『モバイル回線（モバイルルーター）』を選ぶ人もいるでしょう。

そんな人のためにおすすめのホームルーターやモバイルルーターを紹介します。

基本的には、実績があって、キャンペーン内容が良くお得に導入できるものを選ぶべきです。

とくとくBBホームWi-Fi

とくとくBBホームWi-FiはとくとくBB光同様に「シンプルに安い」をコンセプトに、 工事不要＆置くだけで手軽に利用できるインターネットサービスです。

SoftBank Air（ソフトバンクエアー）

自宅にコンセントにさすだけで高速回線使い放題。ホームルーターとしておススメです。

ドコモ　home 5G

「ドコモhome5G」は端末をコンセントに差し込むだけで利用が可能です。5Gに対応した最新型ホームルーターです。

まとめ

自宅のインターネット回線に何を選ぶべきかを紹介しました。

選択すべきインターネット回線の主となるのは、『光回線（光コラボ）』、『モバイル回線（ホームルータ）』、『モバイル回線（モバイルルーター）』の3つです。

そしてもし自宅のインターネット回線に迷ったら『光回線（光コラボ）』をおすすめしました。

本記事が自宅のインターネット回線を選択する手助けになれば幸いです。